Zhang Peili@Currents Art & Music

btap2006-11-11

中国美術学院のニューメディア学部のディレクターであるZhang Peiliの展覧会「短語」が北京で始まりました。会場は大山子芸術区から車で20分ほど行った環鉄芸術区にある、Currents Art & Music。ニューヨークを活動の拠点としているSerinaさんが北京に新しく開いた非営利空間で、インスタレーションや音楽パフォーマンスを中心にこれから展覧会をしていくそうです。
写真は内部の様子。BTAPより若干スペースは広く、素敵な空間です。立地がちょっと不便なのですが、今後の活動に期待したいです。

画廊の夜会・銀座

画廊って敷居が高そうで行きにくい、画廊は興味があるけど行くきっかけがなかなかない、という方、多いのではないでしょうか。そういった方々へ気軽に足を運ぶきっかけを、という気持ちから画廊の夜会が開催されています。

東京画廊はもちろんのこと、資生堂ギャラリー日動画廊など、銀座5丁目から8丁目にある計24画廊が今年は参加しました。私は画廊に張り付いていたため、他の画廊を見ることは出来ませんでしたが、多くの方が画廊の夜会のパンフレットを片手に銀座の街を歩いていたそうで、東京画廊へも多くの方々にお越しいただけました。

今年こられなかったあなた、是非来年はいらっしゃって下さい。

森美術館&コンプレックス&アクシス

btap2006-10-27

本日は六本木三昧でした。
お仕事の関係で六本木ヒルズに足を運んだ後、森美術館でビル・ビオラを鑑賞。いい噂をいろいろな方面から聞いていたのですが、やはりよかった。作品が動画であるのに平面より静的、「静なる動」という言葉があてはまる作品群でした。その中でも、私は漂流という作品が一番気になりました。平面やパフォーマンスでは表現できない、ビデオというメディアを使用しないと成立しない作品だし、作品への吸引力も高く、でもってやはり純粋に分かりやすく圧巻。波がどっと押し寄せるタイミングになるとほとんどのお客さんがやはり足を止めていました。ぜひはつゆめの作品も見たいと思っています。
その後は、友人が働いているコンプレックス内のファイスフェルトへ。画廊のスタッフが自らキュレーションを担当、若い日本人女性作家3名の作品が展示してありました。28日までなので興味のある方は急いで!
その後、吉岡徳仁の「スーパーファイバーレボリューション」展のオープニングへディレクターの山本と足を運びました。展示されている「パーネ・チェア」は、ファイバーによる新しい構造体をつくる3年間の試行錯誤と実験から生まれ、ミラノサローネでも高い注目を集めたそうです。展示手法、そして展示内容は「もの派」への回帰を感じます。
さらに地階では、私の大ファンのフィンランドイッタラ社の食器(わざわざ北京に持って行って使っていました)が展示されていて、偶然の対面に感動。
というわけで、充実した六本木日を送ることが出来ました。六本木は銀座のように面白いスポットが点在していて楽しめますね。

木村伊兵衛のパリ展@メゾンエルメス

10月28日〜来年の1月21日まで、銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで「木村伊兵衛のパリ展」が開催されるのですが、そのプレオープニングが24日に開催され、東京のスタッフと共に足を運びました。今後広報を担当していくため、早速コミュニケーション担当ジェネラルマネージャーにご挨拶させていただきました。

恥ずかしながら銀座で働いていて、かつ私のディレクターは長くお世話になっているのに、私自身は足を運んだことがなく、今回が初(北京で働いていましたからね、と言い訳)。北京で働いていたのと比較するとまさに夢のようなラグジュアリ空間でした(北京は北京でそのアバンギャルドでカオスな感じが好きですが)。

今回の展示の空間デザインはドイツ生まれのコンスタンティン・グルチッチというデザイナーが担当。彼の造る工業作品は、そぎ落とされた、シンプルでミニマムなさ区品として広く評価されているそうです。木村伊兵衛の写真とグルチッチのミニマムデザインのコントラスト、是非その空間と作品を味わいにメゾンエルメスに足を運んでみてください。

日本復帰

昨日東京に到着、本日より東京画廊での勤務が始まりました。
これからは東京での滞在を長めにし、中国、そしてアジアの新しい現代美術を日本の方々に積極的に紹介してき、いろいろとプロジェクトを進めていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。

人乳パフォーマンス

btap2006-10-17

ゲリラ的に人乳パフォーマンスがB.T.A.P.の中庭で開催されました。パフォーマーは、日本人アーティスト増山麗奈さん。10ヶ月のお子さんがいるので母乳がまだ出るのですが、その母乳をアクリルに吹き付けて絵を描くという少し過激なパフォーマンスです。
開催当日に広告を打ったのにも関わらず、パフォーマンスの時間には多くの人だかり。あまりの興奮ぶりに10分の予定が40分もの間パフォーマンスが繰り広げられました。
ちなみに、この「人乳」、本当は母乳と表現したかったのですが、中国語にすると「人乳」となってしまうのです。増山さん曰く、「母が人になってしまう中国には母の愛という概念がないのかしら」。確かに、中国はいい意味での悪い意味でも男女が平等なので、「人」になってしまうのでしょうか。
増山さんは、愛の戦士。母乳を愛情表現の手段の一つととらえ、愛と平和のためにこれからも作品を作り続けるそうです。頑張ってください!