森美術館&コンプレックス&アクシス

btap2006-10-27

本日は六本木三昧でした。
お仕事の関係で六本木ヒルズに足を運んだ後、森美術館でビル・ビオラを鑑賞。いい噂をいろいろな方面から聞いていたのですが、やはりよかった。作品が動画であるのに平面より静的、「静なる動」という言葉があてはまる作品群でした。その中でも、私は漂流という作品が一番気になりました。平面やパフォーマンスでは表現できない、ビデオというメディアを使用しないと成立しない作品だし、作品への吸引力も高く、でもってやはり純粋に分かりやすく圧巻。波がどっと押し寄せるタイミングになるとほとんどのお客さんがやはり足を止めていました。ぜひはつゆめの作品も見たいと思っています。
その後は、友人が働いているコンプレックス内のファイスフェルトへ。画廊のスタッフが自らキュレーションを担当、若い日本人女性作家3名の作品が展示してありました。28日までなので興味のある方は急いで!
その後、吉岡徳仁の「スーパーファイバーレボリューション」展のオープニングへディレクターの山本と足を運びました。展示されている「パーネ・チェア」は、ファイバーによる新しい構造体をつくる3年間の試行錯誤と実験から生まれ、ミラノサローネでも高い注目を集めたそうです。展示手法、そして展示内容は「もの派」への回帰を感じます。
さらに地階では、私の大ファンのフィンランドイッタラ社の食器(わざわざ北京に持って行って使っていました)が展示されていて、偶然の対面に感動。
というわけで、充実した六本木日を送ることが出来ました。六本木は銀座のように面白いスポットが点在していて楽しめますね。