新しいギャラリー、続々と

btap2005-07-10

  • 続々とオープンする北京のギャラリー

今年の5月に開催された大山子芸術祭前後から、大山子周辺で続々と新しいギャラリーがオープンしています。大山子芸術区内では、イタリアのギャラリー2軒(ギャラリー・コンティニュアとマレリアギャラリー)を始め、韓国のギャラリー1軒、台湾1軒、日系のメディアアートセンター、その他小さいギャラリー多数、などなど。

  • 新しい芸術区:草場地

現在、大山子芸術区内にスペースを見つけられず、中に入りきれないギャラリーが草場地というエリアに続々と進出しています。草場地は、大山子からさらに空港(北東)方向に車で10分ほど行った所。もともと草場地には、アイウェイウェイのスタジオや、CAAWという彼がアートディレクションを担当しているアートインディペンデントスペースがありました。そして最近、大山子芸術区内の空間不足と、立地的に大山子にも近く、アイウェイウェイという有名なアーティストが居を構えていることから、大山子に入りきれなかったギャラリーが進出しています。

  • コートヤードギャラリー・アネックス

北京でも長い歴史を持つコートヤードギャラリーがアネックスを開設。本日、BTAPでも展覧会を開催したことのある、林天苗と旦那さんの王功新の二人展と共にギャラリーが正式にオープンしました(添付写真が展示の様子)。コートヤードは、故宮の隣にあり、レストランも併設されたとてもいいロケーションのギャラリーですが、展示空間の狭さから、実験的な展示を出来ずじまいでした。そういった問題を解消すべく、本アネックスを開設したようです。

  • 芸術東区

芸術東区は、コートヤードアネックスから程近いところにある、新しい芸術区。LAギャラリーやプラットフォームチャイナなど数件のギャラリーやアートスペースが入っています。LAギャラリーは、東京画廊もお世話になっているドイツのギャラリーの北京ギャラリー。プラットフォームチャイナのオーナーは以前は798スペースで働いていた女性で、その職場を退職して自らこのスペースをオープンしたとのこと。また、以前ファッションショーを一緒に企画した盛奇さんが仲間数人でオープンしたギャラリーもあります。

先日の日記でも書いた一月画廊を始め、現在北京では、大山子芸術区内外問わず続々とギャラリーがオープンしています。中国の現代美術は今、とにかく勢いがあります。秋には北京ビエンナーレも開催される予定ですし、今後北京はアジアの現代美術の中心都市としてどんどん発展していくのではないかと期待しています。