釜山ビエンナーレ

btap2006-09-16

オープニングに参加してきました。展示内容は欧米の作家が多く、このアジアブームな中、なぜ釜山でここまで欧米作家を揃えるか、と疑問なところはありましたが、そんな中、CaoFeiの作品は相変わらず元気で勢いがありました。

そんな展示の中、一際目を惹いたのが、Livign Furniture Project。ある一軒の建物にリビングやベッドルーム、キッチン、書斎など、一般の家を再現し、その中に作品を溶け込ませるといったコンセプト。上海MOCAのアートディレクターで私たちとも仲良くしてもらっているビクトリアルーさんや港千尋さんが関わっている実験的プロジェクトで、非常に新鮮に写りました。日本中国韓国を中心とした作品が会場に散りばめられ、ディテール細かく、クオリティも高く展示が仕上がっていました。ビクトリアさんの言う「これが10年後の社会。生活とアートとの境界性がどんどんなくなっていく。」との言葉が印象的でした。写真はリビングルーム展示の一こまです。

金田さんやLuHao、WangZhiyuanなどBTAPおなじみの作家の作品も展示してあり、他にも多くの作家が参加しているこのプロジェクト、見ごたえがありますので是非釜山に行く機会があればお立ち寄りください。