香港クリスティーズ

btap2006-11-26

今回、東京画廊関連の作家の作品が多くオークションに出品されたため、香港クリスティーズを視察すべく香港へ出張してきました。

今回は20周年記念と位置づけられ、今まで以上に力の入ったオークションとなり、中国の現代美術の大御所、ZhangXiaogangやYueMingjun、CaiGuoqiang、ZhengFanzie、XuBingなどの作品が出品され、それぞれ数千万から2億円以上というかなりの高値で落札されました。特に最高値となったZhangXiaogangの作品が約2億4千万円で落札されたときは会場にどよめきと拍手が沸き起こりました。

日本や韓国の作家の作品もこの中国の現代美術の勢いに後押しされた(?)かたちで軒並み高値で落札され、東京画廊の日本人作家の松浦浩之さんの作品は約570万円、西澤千晴さんの作品も約330万円という値段で落札されました。どちらもエスティメートの3倍以上でした。特に松浦さんの作品は、今回のクリスティーズの日本人アーティストの目玉と位置づけられ、写真のように、ZhengFanzieやZhangXiaogang、YueMingjunと並列展示され、その存在感が強くアピールされたかたちとなりました。